転勤族の妻 在宅ワーク夫が勤務先の国内全国や海外などに転勤する家族である、「転勤族」。転勤族の妻にとっての悩みは、長期的に仕事をすることができないことが挙げられます。
共働き家庭で働く女性が増える昨今、「仕事をしたい!続けたい!」という想いのある転勤族の妻にとっては、転勤族であることが理由で定職に就くことが難しく、悩む方も多いです。そこで、自宅に居ながら仕事をすることができる「在宅ワーク」は、転勤族の妻にとって、注目される仕事の1つになるでしょう
今回は転勤族の妻と在宅ワークについてお伝えします。また、実際に、転勤族の妻でありながらスーパー秘書」で在宅ワークを行い活躍している秘書スタッフのリアルな声もお届けします。
 

「仕事をしたい」転勤族の妻が直面するモヤモヤ

転勤族の妻 キャリア モヤモヤ 在宅ワーク転勤族の妻にとって、再就職先探しが大変になりがちです。転勤族であると、数年ごとに転勤を繰り返すケースが多い傾向のようです。そのため、転勤先での再就職活動で、「また転勤をしてしまうのではないか?」と敬遠されがちです。再就職活動をすること自体が難しいと思って再就職自体を諦めてしまう方も少なくありません。また、せっかく再就職をしたとしても、これまでの経験が活かせなかった、希望の職種を見つけられなかったというケースもやはり多いようです。
仕事を継続したい転勤族の妻にとっては、キャリアのモヤモヤはつきまといます
「次はどこで暮らすのか?」「どのように働けば良いのか?」と、先が見えないためキャリアプランが描きにくいのです
 

まずはご自身の会社のルールを確認しよう

転勤族の妻 会社のルール キャリア 在宅ワーク先述の通り、転勤族の妻は夫の転勤に左右されて、国内でも海外でも転勤先に帯同するために仕事を辞めざるを得なく、せっかく自身が築いてきたキャリアを断絶するという方がほとんどかもしれません。
しかしながら、勤めてきた会社を退職するという選択をする前に、継続できる可能性もあります。その方法を探ってみましょう。
 

(1)夫の赴任先と同じエリアへの異動願

夫の赴任先のエリアにご自身の勤め先の拠点がある場合は、ご自身の会社にそのエリアへの異動願を提出して駆け寄ってみてはいかがでしょうか。
また、夫の赴任先が海外の場合は、もしあなたが外資系企業や海外拠点がある会社に勤めていて同じ海外エリアがある場合はご自身も異動願を提出して駆け寄ってみることもできるかもしれません。
 

(2)配偶者転勤休職制度

昨今、大手企業を中心に、配偶者の転勤に帯同することに伴って就業が困難となった場合は休職を認める制度を導入しているケースも増えているようです。企業にもよりますが、平均的に最大3年間の休職を認め、休職期間を経て再び同じ会社で活躍できるという仕組みです。つまり、転勤族の妻の意に沿わない退職を防止しています。ただし、この制度を利用することができるには、例えば、「勤続 ○年以上で一定の評価基準を満たす正社員」を対象などにしている企業も多いようです。利用するには会社の就業規則内容をよく確認する必要がありそうです。
 

(3)再雇用制度

介護や配偶者の転勤などの特別な理由によって退職した社員の場合、退職後であってもその企業が定める期間内であれば、(例えば、3年以内、10年以内など)再就職の願いを申し出ることができるという制度です。こちらも、例えば、「勤続○年以上で一定の評価基準を満たす正社員を対象」にしている企業が多いようです。企業によっては、一定の規準の審査を経て再雇用決定するケースもあるようです。
 

このように、昨今は、社員の柔軟な働き方を支援する企業が増えてきています。一方で、これらは、ごく一部の企業に限られているのが現状です。しかしながら、最近では、配偶者転勤休暇制度や再雇用制度が導入されていない会社勤めの方が、ご自身で会社に駆け寄り、ゼロから仕組み作りをして制度を作ったというケースもあることを聞いたことがあります。
これまでの会社での仕事を継続できるかもしれない可能性があることも忘れないようにしましょう。
 

定職に就きにくい転勤族の妻には在宅ワークがオススメ

転勤族の妻 在宅ワーク前述のような、仕事を継続できる環境である方はまだまだごく一部です。夫の転勤による理由で、転勤族の妻は遠方に引っ越すことになり、会社を辞めてせっかく築いてきたキャリアを手放すことになるかもしれません。しかしながら、これまで積み上げた実績や経験を活かして、新しい居住先で活躍している人もいます
その一つに「在宅ワーク」があります。自宅で仕事を行う在宅ワークであれば、夫がどこに転勤しても、赴任先で仕事ができるからです。場所を気にせずに、例えば1日2〜3時間、好きな時間に、育児や家事などの合間に、場所と時間に制限されずに業務を行うことができます。
「在宅ワーク」というと、何か特別な資格やスキルが必要なのではないか?と難しく思われがちではあります。もちろん資格があることで優先的になる仕事内容もあるかもしれませんが、
パソコンとインターネット環境があることで、場所を選ぶことなく仕事ができるのです。
 

また、昨今は、プライベートの制約がなくても、 正社員にこだわらない働き方、フリーランス・個人事業主になって在宅ワークを選択する人も増えています
 
在宅ワーク 転勤族の妻 正社員にこだわらない働き方 個人事業主 フリーランス在宅ワークの代表的な職種については、こちらの記事(『在宅ワークの職種には何があるの?』)も併せてご覧になってみてください。
 
在宅ワークの仕事を探す方法として以下があります。
1. 「クラウドソーシング」を利用する
2.   スーパー秘書のような「仲介業者」を利用する
3.   自ら積極的に情報収集や営業活動する
こちらの記事(『在宅ワークの仕事の探し方とは?』)も併せて参照ください。
 
昨今はオンライン上で、自分に合った案件を受注できる「クラウドソーシング」が注目されています。そして、「オンラインアシスタント」や「オンライン秘書」にも注目度が高まっています。基本的に、1人で行う「クラウドソーシング」と異なり、「オンラインアシスタント」や「オンライン秘書」は、チームで協力します。在宅ワークは自宅で1人に孤独に仕事をしがちです。会社勤めしていた方にとっては、ほとんどの方がチームで仕事をし、チームワークがありましたが、在宅で1人になってしまうと、そのチームワークがなくなり、最初は戸惑うことが多いです。「オンラインアシスタント」や「オンライン秘書」は、分からないことは共有して教えたり、トラブルの際はチームでカバーしたり、仲間がいることで協力しながら仕事ができるのです。
ですが、すべてインターネットを通してのコミュニケーションになるため、オフィスで働くこととは異なり、ある程度のコミュケーションスキルは必要になってきます。
 
国内転勤と海外転勤。「在宅ワーク」はどちらも場所を選ばずに仕事ができますね。
ただし、海外から在宅ワークをすることができるとは言いきれません。海外の場合、VISAや納税のルールは滞在国や確認時期、個別事情によっても異なります。ご自身でVISAや納税のルール、夫の会社の規定等を確認する必要があります

 

在宅ワークで働く魅力:在宅ワーカーのリアルな声

夫の海外転勤に伴い、海外に移住されて在宅ワーカー中のAさん。
夫が海外の現地採用就労で、海外に移住されて在宅ワーカー中のBさん。
実際に、夫の仕事の都合で、海外に移住してスーパー秘書で在宅ワーカー中の2名にリアルな声をお聞きしました。

在宅ワーク 転勤族の妻 海外転勤 スーパー秘書(海外在住 在宅ワーク歴6年 Aさん)

海外渡航前から元々「スーパー秘書」に在籍していましたが、「スーパー秘書」在籍3年目に夫が海外転勤になりました。海外に移住しましたが、その後も日本にいた頃とほとんど変わらずに在宅でお仕事をしています
「「スーパー秘書」ならば、たとえ海外在住になっても大丈夫!」のメリットがたくさんあります。

1. オンラインツールで距離を感じない働き方を継続
クライアントとのやり取りはSkypeやZoom(オンライン会議ツール)がメインで、親しいスタッフとはLINEでも交流しています。オンラインツールがあることで、海外からでも距離を感じない働き方が実現できています。
2. 時差も気にならない「24時間以内の一次対応」ルール
「スーパー秘書」として働く上で幾つかあるルールのうちの一つ、「メールや連絡を『確認しています』ということを伝える一次対応は24時間以内にすればいい」。これは時差のある海外在住者にとって嬉しい限りです。オンラインで働いていると即時対応はなかなか難しいものです。特に時差があればなおさらですが、このルールのおかげで安心して業務が対応できます。
3. 日本での仕事を続けることができる
日本での仕事を続けていることを駐在妻の仲間に話すと羨ましがられます。また、海外転勤になった時と同様に、本帰国になっても変わらずに同じ状況で働き続けることができます。

在宅ワークは駐在妻にとってうれしいことがたくさんありますが、 リアルで会いたい!、今話せたらいいのにな、と感じることもあります。ですが、海外にいながら自分のやりたい仕事ができている環境は本当に恵まれていると感じます!

 


 

在宅ワーク 海外在住 転勤族の妻(海外在住 在宅ワーク歴4年半 Bさん)

現地採用の夫についていくため、結婚を機に海外に在住しています。海外在住歴は5年になります。結婚してから子供ができるまでの数年間は、単発のライターの仕事をしたり、書類作成をしたりしていました。子供を出産し、少し時間ができたときに「スーパー秘書」に応募して在宅ワークを本格的に始めることになりました。
単発のお仕事や継続的なお仕事など、さまざまなジャンルのお仕事ができるのがとても良いと感じています。
もちろん、「スーパー秘書」のコーディネーターは、私が海外在住であることを分かっていらっしゃるので、時差なども考慮して仕事を任せてくださっています。とても働きやすい環境だと思います。単発のお仕事の依頼がたびたびあるのですが、単発のお仕事でいろいろなジャンルのお仕事に触れることができるので、とてもやりがいがあります。たまたま、今回夫の仕事の立ち上げを手伝うことになったのですが、資料の作り方から進め方まで「スーパー秘書」のお仕事依頼から学んだことが活かせてとても充実したものになっています。海外にいながらスキルアップさせていただける「スーパー秘書」にはとても感謝しています。

 

「在宅ワーク」という働き方があること

在宅ワーク 転勤族の妻 新しい働い方転勤族の妻だから仕事はできない、再就職はできないと諦めている方も多いのではないでしょうか。
しかし、「クラウドソーシング」、「オンラインアシスタント」や「オンライン秘書」などの「在宅ワーク」という注目される新たな働き方が生まれ、再び社会に出て活躍している人も増えています。転勤族の妻だからといって、キャリアを諦めずに、自分の得意で好き、過去の経験も活かせる仕事の仕方を探してみてはいかがでしょうか。