働く場所と時間が自由な在宅ワーク。パソコンとインターネット環境さえあれば、基本的には在宅でお仕事ができますよね。パソコンやインターネットはとても便利ですが、常にパソコンのウイルスやスパムメールなどの脅威にさらされています。パソコンのセキュリティ環境を整えることは、在宅ワーカーにとってはとても重要なことの一つです。
今回は、在宅ワークにおけるパソコンのセキュリティ対策についてポイントをお伝えします。
ネットワーク感染の脅威を理解し、その対策を怠らないことが大切
自分は「ウイルス対策ソフトが入っているからパソコンのセキュリティ対策は大丈夫!」と思って安心をしている方も多いのではないでしょうか?
もし、パソコンが以下のような症状になったら、ウイルス感染している可能性があります。
・パソコンの動きが急に遅くなった
・パソコンの起動に時間がかかる
・見たことのないメッセージが出る
・身に覚えのないメールが大量にくる
そして、ウイルス感染の経路としては、以下があります。
・Webページの閲覧
・電子メールの添付ファイル
・USBメモリからの感染
・ネットワークのファイル共有
・信頼できないサイトで配布されたプログラムのインストール
など
では、日頃の対策として、どのようなことを心掛けるのがよいのでしょうか。
●信頼できないサイトは見ない
信頼できないサイトを見たことで、勝手に悪意のあるソフトがインストールされることがあります。特に Windows PC は、悪意のあるソフトがインストールされやすいので、怪しいサイトは見ないようにしましょう。
●身に覚えのない見知らぬ宛先からのメールや添付ファイルは開かない
見知らぬ宛先からのメールや添付ファイルを開いたことで、ウイルスに感染することがあります。多くはアンチウイルスソフトが駆除してくれますが、それをすり抜けるものあるので、注意するようにしましょう。
●メールの送受信はテキスト形式にする
メールにはHTML形式とテキスト形式があり、HTML形式の場合、メール自体をホームページのようにデザインすることができますが、それを悪用してウイルスが添付される場合があります。そのため送受信の設定は、テキスト形式にしておきましょう。
●OSのアップデートはしておく
MacのiOS、WindowsのWindowsアップデートは更新しておきましょう。OSをアップデートすることで、ウイルス感染や不正アクセスの防止になります。
●ウィルスセキュリティソフトの稼働状況確認
Windows10の場合、ウイルスソフトの稼働状況が画面右下のタスクバーに表示されますので、作業中はウィルスセキュリティソフトの稼働状況を意識しましょう。
まとめ
一度感染すると、データの破損や改ざんなどクライアントに多大な迷惑をかけてしまいます。日頃からウィルス対策への意識を持つことが大切ですね。
「ウイルス対策ソフトが入っているから、私のパソコンのセキュリティ対策は大丈夫!」と、万全対策をとっていると思っていても、定期的にパソコンのセキュリティ環境について見直してみるように心掛けましょう。