2024年3月27日
2020年3月6日
この記事にたどり着いたあなたは、きっと「自分のビジネスを成功させたい!」とお考えでしょう。
「もっとアクセス数を増やしたい」
「売上をアップしたい」
WEBを活用してビジネスを行う方ならば、誰でも強くそう思うものですよね。
あるいは、あなたはSEOに取り組んでいるけれど、一向に成果が上がらない。 そんなふうにもお考えなのかもしれません。
「コンテンツSEOにどうやって取り組めばいいのかわからない」
「なかなかコンテンツSEOに取り組む時間もない」
そんなあなたに、コンテンツSEOで「眠りながら成功する」方法をご紹介します。
なぜ、あなたはSEO対策をするのか?
なぜ、あなたはSEO対策をするのでしょうか。
「WEBでビジネスをするなら、SEO対策をするのは当たり前」、そうお考えかもしれません。
しかし、よく考えてみてください。 SEOはあくまでも手段でしかありません。 あなたがSEO対策を行うのは、何かしらの理由があるからです。
例えば、こんな理由です。
・狙ったキーワードでGoogle検索上位に表示させたい
・ユーザーに記事やページを読んでもらいたい
残念ながらあなたがビジネスをされている方であれば、これは目的ではありません。基本的なことですが、ビジネスの目的は売上をアップし、利益を生み出し続けることです。
そもそも、売上と利益はどのように生まれるのでしょうか。少しおさらいしてみましょう。
・売上=顧客数×顧客単価
・利益=売上−経費
ビジネスに熱くなればなるほど、私たちはこうした基本的なことを忘れてしまいがちです。
もしあなたが利益を上げたいのであれば、実はSEO対策ではなく経費削減のほうが効果的かもしれません。
また、売上をアップしたいのであれば、顧客単価を上げるほうが効果的かもしれません。
SEO対策は魔法の杖ではないのです。ただし、あなたが先ほどの式に違和感を覚え、売上の仕組みを以下のように考えているのであればSEO対策は有効でしょう。
・売上=見込顧客数×成約率×顧客単価
この式を考え、「見込み顧客を増やしたい」、あるいは「成約率を高めたい」と考えているなら、ここから先の話があなたの力になるはずです。
コンテンツSEOで売り込まずに売る
どんなビジネスでも、ただ一つ変わらない法則があります。
ビジネスにおいて普遍の定理、それは「顧客を満足させること」です。あなたは顧客の悩みや課題を解決しているのであれば、売上をアップすることができます。 顧客を満足させることが、売上よりも利益よりも大切なビジネスの目的です。
顧客を満足させるSEOとは?
あなたと同じように、Googleもビジネスをしています。つまり、ユーザーを満足させるためにGoogle検索を提供しています。
SEO対策を行う上では、あなたはGoogleの考え方を理解するとともに、あなたもGoogle検索のユーザーであることを忘れてはいけません。
もしあなたが、「近所のラーメン屋」とGoogleで検索したとしましょう。 もし、検索結果にラーメンとはまったく関係ない美容の広告ばかりが表示されたらあなたはきっと、検索結果に不満を持つでしょう。 やはり、ほしい時にほしい情報が100%手に入ることが検索結果の理想ですよね。
私たちはGoogle検索で、検索結果に望んだ答えが出てくるのが当たり前と考えています。 そして、その当たり前を実現しているのがGoogleなのです。
Google検索には、ユーザーの検索意図を4つの「検索クエリ」に分類して読み取る機能があると言われています。
試しに上記のキーワード例をGoogleで検索してみましょう。 「ハムスター 飼い方」と検索すれば、飼い方についての情報が検索結果に表示されます。 「Yahoo」と検索すれば「Yahoo!Japan」が、「ペットショップ」と検索すれば、あなたの最寄りのペットショップやオンラインショップが表示されるはずです。
注目すべきは「ハムスター 購入」というキーワードです。 このキーワードで検索すると、購入できるペットショップだけでなく里親募集情報が表示されます。 つまり「ハムスター 購入」と検索するユーザーは、潜在的には「ハムスターを手に入れたい」と考えています。
あなたもSEO対策に取り組むのであれば、このように「検索ユーザーが100%満足する答え」を提供しなければなりません。 ユーザーが満足する答えを提供するには、ユーザーの検索意図を考える必要があります。
・ユーザーが本当は何を求めて検索しているのか
・ユーザーは何を「知りたい」のか、「したい」のか、「行きたい」のか
キーワードからユーザーの検索意図を考えて、ユーザーにぴったりな情報を提供する
これが何よりも重要なSEO対策なのです。余談ですが、ある大手自動車メーカーのマーケティング責任者は、いつも部下にこう話しているそうです。
「我々は、ビジネスから一歩離れると、我々自身も消費者だ」
SEO対策に成功したいなら、検索ユーザーであることを忘れないようにしましょう。
コンテンツSEOに取り組む
繰り返しになりますが、Googleはユーザーが求める意図にぴったりな検索結果を提供しています。 何度も繰り返してお伝えするのは、繰り返しお伝えしたいほど重要なポイントだからです。
ただ単にデザインがおしゃれで、検索キーワードを盛り込んだページではなく、ユーザーが求める答えを100%提供したうえで、独自の価値を提供することが必要です。
つまり、ユーザーが喜ぶコンテンツづくりに真剣に取り組むこと
このことを、コンテンツSEOと呼びます。コンテンツSEOは、とてもシンプルです。
・検索キーワードから読み取ったユーザーの検索意図に100%答える情報を提供する
・ユーザーがSNS上で友人にシェアしたくなるほど良質なコンテンツを提供する
基本的には、先ほどお伝えした4つの検索クエリを考え、キーワードからユーザー意図を推測して、その意図に合致するコンテンツをつくればよいのです。そして、実際に記事作成を行う場合は、基本的なライティングのルールやSEOルールを駆使します。
・ユーザーへの共感を示す
・論理的、構造的に書く
・タイトルと見出しにキーワードを含める
しかし、これらは補助的なテクニックです。なによりもユーザー意図に答えるコンテンツをつくることが最優先です。ユーザー意図を理解した良質なコンテンツとライティングテクニックやSEOテクニックがあれば、あなたは真のSEO対策を実現することができます。
SEOを目的にしないことが成功の秘訣
あなたはSEO対策を、とにかく記事やWEBサイトにキーワードを盛り込めばいいと考えていたのではないでしょうか。 SEOはあくまでも手段です。検索ユーザーが求める意図に合致する良いコンテンツをつくれば、自然と見込み客数も成約率も上がっていきます。
なによりも良質なコンテンツは資産になります。
あなたにも何度も読みたくなる本や、人生を変えてくれた言葉があるはずです。同じように何度も読みたくなるブログや、人生を変えてくれたWEBサイトは何年もユーザーに愛されます。良いコンテンツづくりに取り組めば、コンテンツから自然に見込み客が生まれ、成約率も自然と上がっていくでしょう。
ユーザーを100%満足させることに取り組み、良質なコンテンツづくりに取り組めば、資産化したコンテンツから収益が自然と生まれます。SEOを目的にせず、ユーザーに向き合えば、きっとあなたは眠りながら成功することができるでしょう。
参考文献:西山悠太朗、小林睦『現場のプロから学ぶ SEO技術バイブル』マイナビ出版