キャッシュレス時代到来!スモールビジネス経営者が導入すべき3つのキャッシュレスサービス

2024年5月29日

2019年12月26日

キャッシュレス時代到来!スモールビジネス経営者が導入すべき3つのキャッシュレスサービス

2019年10月の消費増税の対策として、政府はキャッシュレス・ポイント還元事業を行いました。

クレジットカード、デビットカード、電子マネー、QRコード決済などによって事業者登録を行った店舗で決済をすると2%または5%のポイント還元を受けることができるというものです。

これによって、日本においてもキャッシュレス決済が普及していくことが予想されています。

今回は、スモールビジネスにおけるキャッシュレス決済導入のメリットと、導入すべき3つのおすすめサービスを紹介していきます。

中小事業者がキャッシュレスサービスを導入するメリット

中小事業者がキャッシュレスサービスを導入するメリット

中小事業者こそキャッシュレスサービスを導入することにメリットが大きいです。政府の事業対象になることで新規顧客の開拓になるだけでなく、店舗の管理コストを効率化することができる可能性があります。

1. 政府のキャッシュレス・ポイント還元事業の対象になる

キャッシュレス決済サービスを導入すると、政府のキャッシュレス・ポイント還元事業の対象になります。この対象店舗で顧客がキャッシュレス決済を行うと2%または5%のポイント還元が顧客に行われます。2%のポイント還元は大企業が対象。中小事業者は5%還元対象となり、政府のキャッシュレス・ポイント還元事業の対象になっていない店舗よりも顧客にメリットがあるので、売上の拡大や新規顧客の開拓を期待することができます

政府のポイント還元を受けるには政府に「事業者登録」という手続きをする必要がありますが、主要なキャッシュレスサービスは導入と同時にこの手続きを代行してくれます。また、事業者登録は消費増税後の2020年4月末まで登録可能なので、増税後であっても導入は遅くありません。

2. 外国人の売上拡大が期待できる

外国ではクレジットカードやQRコード決済が主流になりつつあるので、キャッシュレス決済を導入することによって、外国人による売上拡大を期待することができます。

3. お釣りを用意する必要がない

飲食店などではお釣りを用意するだけでも手間になりますが、キャッシュレス決済では現金が必要ないのでお釣りを用意する手間も、現金と伝票を合わせる手間も軽減することができます。

スモールビジネス経営者が導入すべき3つのキャッシュレスサービス

スモールビジネス経営者が導入すべき3つのキャッシュレスサービス

スモールビジネス経営者でも比較的簡単に導入できるキャッシュレス決済サービスは「Airペイ」「楽天ペイ」「Square」の3つです。 どのサービスも政府のキャッシュレス・消費者還元事業に登録済みで以下の特徴があります。

・初期費用実質0円で導入することができる
・決済手数料が2020年6月までは低くなる
・売上の入金までに時間がかからない

それぞれのサービスは対応可能な決済方法や決済手段などの特徴が異なります。

1. 様々な客層にアプローチしたいならAirペイ

Airペイの特徴は対応している決済手段がとても多いという点です。クレジットカードは主要国際6ブランド、電子マネーは交通系電子マネー含む15種類、QRコード決済はLINE Pay 、Alipay 、WeChat Pay、d払いの4種類に対応しており、決済手段の豊富さは群を抜いています。ご紹介する3つのキャッシュレスサービスの中でLINE Payに対応しているのはAirペイだけで、「Airペイ」導入によって若者層へのアプローチを期待することができます。

また、世界最大のキャッシュレス大国である中国の2大サービスAlipay、WeChat Payにも対応しているので中国人需要も期待することができます。

ただし、Airペイは入金スピードが他のサービスよりも遅いので、現金売上よりも資金繰りにズレが生じてしまうのがデメリットです。

スモールビジネス経営者が知って得する情報源 キャッシュレス決済 様々な客層にアプローチしたいならAirペイ

2.資金繰りのズレを無くしたいなら楽天ペイ

楽天ペイもクレジットカード、電子マネー、QRコード決済に対応しており、決済手段が多いサービスということができます。クレジットカードは主要国際6ブランド、電子マネーは交通系電子マネー含む15種類とAirペイと同じですが、QRコード決済は楽天ペイとauペイにしか対応していません。楽天ペイとauペイはAirペイでは対応していない決済ですが、やはり中国人にダントツのシェアを誇るAlipay、WeChat Payに対応していないのはAirペイと比較して見劣りしてしまうのは否めません。

楽天ペイ最大のメリットは入金までの速さです。楽天ペイは売上の翌日に口座に売上金が入金されるので資金繰りがズレてしまう心配はないと言えるでしょう。 クレジットカードを忌避しているスモールビジネス経営者の多くが「資金繰りがズレる」ということを心配していますが、楽天ペイであればそのような心配はありません。

スモールビジネス経営者が知って得する情報源 キャッシュレス決済 資金繰りのズレを無くしたいなら楽天ペイ

3. 安くシンプルに導入したいならSquare

Squareは小さくて四角いカードリーダーでクレジットカードを読み取るだけの、クレジットカード専用のシンプルなキャッシュレス決済サービスです。

Squareも入金までのスピードが早く、最短翌日には振り込まれます。対応しているクレジットカードは主要国際ブランド6つで、それ以外の決済には対応していません。

「クレジットカードだけで十分」というスモールビジネス経営者の方はコストとしてSquareにメリットがあると言えるでしょう。

また、以前、Squareは“30万円分の決済手数料が無料”キャンペーンを開催していることがありました。今後もキャンペーン情報をサイトなどでチェックするとよいでしょう。

スモールビジネス経営者が知って得する情報源 キャッシュレス決済 安くシンプルに導入したいならSquare

ターゲット層を明確にして導入を

スモールビジネス経営者が知って得する情報源 キャッシュレス決済 ターゲット層を明確にして導入

キャッシュレスサービスは多数ありますが、「どの顧客をメインにするのか」という、対象が重要です。若い人を狙うのであればQRコード決済は必要になるでしょう。高額商品を販売する店舗であればクレジットカードだけに対応すれば十分ということもできます。

数多くあるキャッシュレスサービスの特徴をよく理解して、自社のビジネスモデルに最も合ったキャッシュレスサービスを選択するようにしてみてくださいね。

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