スモールビジネス経営者が自分でできるローカルSEO 3選

2025年3月17日

スモールビジネス経営者が自分でできるローカルSEO

SEO対策の一つであるローカルSEO。

地域密着型のビジネスを展開している小規模事業者やスモールビジネスを展開している一人社長は、低コストで大きな効果を得られるためぜひ力を入れて欲しいマーケティング手法です。

今回はローカルSEOの概要と自分でできるローカルSEO対策を紹介します。

そもそもローカルSEOとは?

ローカルSEOとは

SEOとはSearch Engine Optimizationの略称であり、日本語にすると「検索エンジン最適化」です。

ローカルSEOはSEO対策の一つであり、特定の場所・地域を検索する際に上位に表示されるようにする施策を指します。

特に、最近はキーワード検索だけでなく、Googleマップを使って情報を検索する人が増えてきており、競合よりもGoogleマップ上で優位に表示されることは大変重要です。

そのため、マップエンジン最適化という意味で、MEO(Map Engine Optimization)といわれることもあります。

なお、MEOは日本独自の造語で、海外で一般的に使われているのはローカルSEOです。

飲食店、美容院、整骨院など、地域に密着したサービスを提供している企業にとって、ローカルSEOはとても効果的です。

また、水道修理、電気工事、リフォームといったサービスも地域で探すことが多いため、ローカルSEO対策を強化すると良いでしょう。

SEOとの違い

SEOとの違い

SEOは自社のWebサイトを検索結果の上位に表示させるための施策であり、地域に特化したものではありません

SEOを強化して検索結果の上位に表示されるようになるとクリック率が上昇し、結果として自社商品やサービスの認知度向上、購入や契約につながるため、企業規模・業種を問わず、多くの企業がSEO対策を強化しています。

地域密着型ビジネスをしていなくてもローカルSEO対応すべき?

地域密着型ビジネスをしていなくてもローカルSEO対応すべき

ローカルSEOは地域名とキーワードで検索した場合に、上位に表示させる方法です。

そのため、地域に密着したサービスを提供している企業のほうがより大きな効果が得られるのは事実です。

ただ、地域密着型ビジネスをしていなくても、ローカルSEO対策をすることをお勧めします。

一般的な検索エンジンでは、大手ポータルサイトや大手企業が上位になることが多いもの。

大手ほどの資金力、手間をかけられない場合、ローカルSEOもSEO対策の一つとして実施することで、検索結果の上位に食い込むことができます

ローカルSEOをするメリット

ローカルSEOをするメリット

通常のSEO対策に加えローカルSEO対策を行うと、次の2つのメリットがあります。

集客につながりやすい

特定の地域で何かの商品・サービスを探している場合、ユーザーはその場所に行きたい、その場所で何かをしたいという意思があります

つまり、検索後に商品の購入やサービスを利用する可能性が高いということ。

ローカルSEO対策をしておけば、検索結果に住所や店舗名だけでなく、電話ボタンやWebサイトのURLが表示されるので、すぐにアクションに移ることができます。

そのため、集客に直結しやすいといえます。

また、地域を限定していることから競合は近隣の店舗や企業に限られるため、少しの対策で効果を得られるでしょう。

競合がローカルSEO対策を実施していなければ、自社に大変有利になりますよ。

費用対効果が高い

ローカルSEOは、Googleビジネスプロフィールの情報を元に検索結果を表示しますが、Googleビジネスプロフィールの登録、運用、分析は基本的に無料です。

より訴求力を高めたい場合は有料のサービスが必要なものの、少ない費用で大きな効果を得ることができます。

ローカルSEOの施策によって上位表示されるようになると、ユーザーの目に触れる機会が増えます。
認知度をコツコツ高めていくことで、中長期的な集客も期待できます

ローカルSEOの具体的なやり方

ローカルSEOの具体的なやり方

まず、Googleビジネスプロフィールの登録を行いましょう。

設定ウィザードに従い、ビジネス名(店舗名)、ビジネスカテゴリなどを入力していきます。

なお、以前はGoogleマイビジネスといわれていましたが、2021年11月にGoogleビジネスプロフィールに変更されました。

ローカル検索結果のランキングが決定される仕組みは、関連性、距離、知名度の3点だとGoogleが公式発表しています。

つまりこの3点を強化することが大切です。

最適なキーワードを設定する

関連性を高めるために、キーワードを設定します。

ます、自社のビジネスに関係あるキーワードをできる限り書き出してみましょう。

同時に、ユーザーがどのような意図で検索しているのかの調査も行います。

その際、キーワードごとの検索ボリュームを確認することが大切です。

地域別で検索ボリュームを見ても数が少なく信憑性が低い場合があるので、全国規模のボリュームで判断して構いません。

また、ライバル企業に関しても、どのようなキーワードが設定され、何位に表示されているのかチェックしておくと良いでしょう。

自社サイトのコンテンツを充実させる

関連性を高めるためには、自社のWebサイトの充実も必要です。

Googleビジネスプロフィールに登録してある情報と関係性のないキーワードやコンテンツが自社サイトに多い場合、専門性の薄いサイトとGoogleに判断されてしまいます。

ローカルSEO対策では地域と関連していることが重要なため、トップページやコンテンツに地域名を入れる、地域性を打ち出したコンテンツを掲載するのがお勧めです。

また、コンテンツは一度掲載したらOKではなく、定期的に追加、見直しを行います

Webサイトの更新頻度が高いことで、検索エンジンのクローラーの訪問頻度が増え、新規情報が検索結果に反映されやすくなるだけでなく、Googleに評価するサイトとして認識してもらえます。

正しい住所の入力

ローカルSEOの距離とは、検索された地域名と自社の店舗やサービス拠点までの距離のことです。

ユーザーのいる位置から所在地までの距離を正確に把握してもらうために、Googleビジネスプロフィールに所在地情報を正しく記載しましょう。

口コミやレビュー数、リンクを増やす

ローカルSEOにおける知名度は、口コミやレビュー数で判断されます

口コミやレビュー数が多ければ、多くの人に知られていることの証明となるため、検索結果で上位表示もされやすくなります。

また、外部サイトからのリンク数、言及されている記事数なども、知名度の判断材料に含まれます

ランキングサイトからリンクを獲得したり、同じ地域のリンクが構築されていないWebサイトを見つけて依頼したりすると良いでしょう。

自分でできる!これだけは押さえておきたいローカルSEO3選

自分でできる!これだけは押さえておきたいローカルSEO3選

ローカルSEOは低コストで効果が高いSEO対策なうえ、専門的な知識がなくても実施することができます。まず、次の3つから始めてみましょう。

Googleビジネスプロフィールの設定

検索結果はGoogleが自動で収集・編集していますが、その情報源はGoogleビジネスプロフィールの情報です。

ローカルSEO対策をするなら、真っ先にやるべきなのが、Googleビジネスプロフィールに店舗名、住所、営業時間、自社サイトのURL、電話番号などを正確に登録することです

特に、NAPと言われるビジネス情報(Name)、所在地(Address)、電話番号(Phone)の正確さは重要です。

Googleのクローラーは、漢字、ひらがなの表記の違い、「・」の有無、数字の全角・半角が異なると、同じものと認識できません。

Googleビジネスプロフィール、自社サイト、SNSなど、全ての表記を統一しておきましょう。

Googleマップの設定

近年、キーワードによる検索だけでなく、Googleマップで情報を検索する人が増えています。

店舗などお客様が物理的に訪れることができる場所でビジネスを展開している場合は、マップに位置が表示されます。

マップの店舗情報にはメニューや商品、サービス、スタッフ、店舗の雰囲気、風景などの写真や動画などを充実させると良いでしょう

外国のお客様が多く訪れるビジネスを展開している場合、Googleビジネスプロフィールでは店舗情報を多言語で登録することができないため、Googleマップ上で多言語設定をしておくことをお勧めします。

Googleの口コミへの返信

ユーザーファーストを大事にしているGoogle。

ユーザーに寄り添った誠意ある対応をすることで、自社サイトを高く評価してもらえます

ネガティブな口コミについても、放置することなく誠意をもって返信することで、信頼を得ることができます。

また、良好な口コミが増えると知名度が高まるため、検索上位に表示されやすくなります。

お客様に口コミの投稿をお願いしてみるのも良いですね。

また、数多くの口コミからは、ビジネスの改良点や新たなアイデアが生まれることがあります。

ローカルSEO対策は大変…と思ったら、アウトソーシングを検討しましょう

ローカルSEO対策は大変…と思ったら、アウトソーシングを検討しましょう

ローカルSEO対策は、低コスト、少人数で実施できます。

ただ、Googleビジネスプロフィールの情報の追加・修正をこまめに行ったり、口コミに返信したり、自社サイトのコンテンツを更新したりと、手間がかかります。

ある程度定形化できる業務のため、ローカルSEO対策はアウトソーシングをするのがおすすめです

スーパー秘書なら、情報の修正はもちろん、口コミへの返信、表記のゆれの修正などを代行します。

また、自社サイトの定期的な更新のためのブログのライティング、サイト更新などもお任せください。

ローカルSEO対策に興味があるけど、どこから始めたらよいかわからない、どんな業務までサポートしてもらえるかなど、質問がありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

スーパー秘書10周年記念
キャンペーン実施中