在宅フリーランスのための家事按分活用術

在宅フリーランスの経費節約術!

こんにちは、リモニティコラム担当のKazukiです!

自宅で働くフリーランスの方なら「家賃や光熱費の一部を経費にできる」と聞いたことがあるかもしれません。

今回は「家事按分」の基本を解説します。

Ⅰ.家賃や光熱費を正しく経費計上する方法

家事按分とは、自宅で仕事をする分だけ生活費を経費にする仕組みです。

【具体例】

● 10畳の部屋の3畳を仕事スペースに使う場合

● 1日8時間リビングで作業する場合
この時「3/10=30%」「8/24=33%」の割合で家賃や電気代を経費にできます。
注意点は「仕事用と生活用を明確に区別できること」。

● 仕事専用デスクがある

● 特定の時間帯は作業に集中している
後から説明できる記録(写真やスケジュール表)を残しましょう。

Ⅱ.面積按分と時間按分の使い分け

【面積按分が向いている人】

● 仕事専用の部屋がある

● オフィス家具が配置されている

◆ 計算例:家賃10万円 ×(仕事スペース6畳 ÷ 全体24畳)=2.5万円/月

【時間按分が向いている人】

● リビングやダイニングで作業する

● 仕事時間が不規則

◆ 計算例:電気代5,000円 ×(1日6時間作業 ÷  24時間)=1,250円/月

Ⅲ.青色申告と白色申告の違い

【青色申告(お得な制度)】

● 按分比率の制限なし

●「合理的な説明」があればOK

● 最大65万円の特別控除あり

【白色申告(シンプルな制度)】

● 理論上50%までと言われるが、実際は説明力次第

● 面積と時間の両方の根拠を提示すると安心

Ⅳ.実践のコツ3つ

【1.領収書は必ず保管】

● 電気代明細や家賃契約書のコピーをファイリング

● 現金での支払は出金伝票を添付

【2.メモ習慣】

● カレンダーに作業時間を記録(例:「9:00-17:00 資料作成」)

● 自動車使用時は「日付・移動距離・目的」を記録

【3.会計ソフト活用】

● 取引データを自動取得

● 領収書の写真アップロード機能の活用

Ⅴ.よくある質問

【Q.パソコン代は全額経費にできる?】
→ 仕事専用なら全額OK。プライベート兼用なら使用時間で按分。

【Q.白色申告で50%を超える按分は可能?】
→ 原則不可。ただし「面積+時間」の根拠を提示すれば例外あり。

【最終チェックリスト】

● 按分比率の根拠を説明できる

● 領収書を7年分保管

● 会計ソフトで自動計算

自宅作業の経費計上は「説明できる合理性」が鍵です。

最初は面倒に感じても、1か月試してみると「思ったより経費になる!」と実感できますよ。