在宅ワーク 詐欺昨今、多様な働き方が注目され、オフィスワークに捉われない「在宅ワーク」が注目を集めています。最近は、会社員であっても副業を解禁する企業も増加しており、副業として在宅ワークを始める方も増えています。これらの時代背景より、「在宅ワーク」は今後も注目され続けるワークスタイルになるでしょう。実際に、在宅ワークで仕事を選ぶ際には、在宅ワークについて理解し、慎重に仕事を選ばなければ、思わぬ詐欺に遭遇する可能性もあります。そこで、今回は、自宅にいながら安全に稼ぐ「在宅ワーク」についてお伝えします。
 
※「在宅ワーク」とは自宅にいながら自宅で仕事をすることであり、自分の家に居ながら仕事をする業務です。自宅をオフィスとして仕事をする個人事業主やフリーランスの方が多いです。ですが、すべての在宅ワークが必ずしも個人事業主、フリーランスということではありません。企業に雇われた正社員がリモートワークとして在宅ワークをすることもあります。今回の記事は、企業に雇われた正社員がリモートワークとして在宅ワークをする場合を除く、業務請負である個人事業主、フリーランス、副業の場合の「在宅ワーク」が該当します

ネットの世界には注意を!

在宅ワーク詐欺「在宅ワーク」として、以前は、例えば、シール貼り、商品仕分け、袋詰めなどのいわゆる「内職」と呼ばれる業務が多かったですが、インターネットが普及した今は、パソコンを使ってデータ入力をはじめとする事務代行業務、動画編集、ライティング、セミナー事務局など、様々な仕事があります。これらの在宅ワークの仕事は在宅ワーク求人サイトにて案件が多数掲載されているので、求人サイトを利用する方も多いでしょう。しかしながら、依頼元と突然連絡がつかなくなったり、報酬が支払われなかったり、というケースも皆無ではありません。個人事業主の業務請負である在宅ワーカーは「自分で自分を守る」ということがとても大切です。
よく分からないサイトに登録するのはトラブルの元です。怪しい!と感じたら、登録は避けましょう。また、安易に個人情報の連絡先などを登録しないようにします。登録をしたら、サイトの運営会社が悪質業者で個人情報を横流しされてしまったというケースもあります。見知らぬ会社から在宅ワークの勧誘の電話がかかってきた、出会い系サイトや詐欺商法の登録を促す迷惑メールが大量に送られてきたということもあります。
 

1. 実在している会社かどうかを調べる

在宅ワーク詐欺在宅ワークを募集している会社が法人であるか個人であるか、実在しているのかどうかチェックすることは大切です。会社の概要、運営者情報、住所、電話番号などの基本情報をしっかり確認します。検索しても業者名やサイト名がヒットしない場合は要注意です。詐欺業者や悪質サイトは何度も名前を変更する傾向があります。検索しても名前がヒットしない業者やサイトは運営実績がない可能性が高いです。また、記載されている電話番号が架空の番号のケースもあります。実際に問い合わせをして確認し、その会社が実在している場合でも、電話対応がしっかりしているかどうかも判断材料になります。
 

2. 評判を調べる

在宅ワーク 詐欺その業者、サイトの評判を調べることも大切です。「詐欺な会社である」、「報酬の支払いが遅れる」などの口コミ情報が掲載されている場合、登録は避けましょう。評価の高い会社、求人サイトであるかどうかを確認するようにします。
 

3. 金銭の支払いを求める業者とは関わらない

在宅ワーク詐欺サイト自体に登録することは無料ですが、業務を開始するにあたっての研修テキストや研修セミナーなど初期費用として、金銭を事前に支払わせる業者もあるようです。例えば、登録時に30万円、50万円を請求されたというケースも皆無ではありません。「仕事をするのに金銭を支払わなければならない」というのはおかしく、まともな業者ならば金銭など請求しません。基本的には金銭を要求する業者には関わらないほうが安全です。
 

4.実際に面接を実施する(オンライン含む)

在宅ワーク面接在宅ワークのオンライン業務のため、実際に会っての面談は難しいことのほうが多いですが、オンラインツールを使って、顔出しの面接やお仕事の打ち合わせが実施されるかどうかも、詐欺案件でないかの見極めるポイントになります詐欺の場合は、顔を出さない傾向があります
 

5.表裏一体、都合の良い話には騙されない

在宅ワーク詐欺ホームペーがあって会社名も存在し、メールアドレスもフリーアドレスではなく会社のドメインを使用していて、一見、安全信頼のある企業であっても、
 「簡単な事務です」
 「マニュアルがあるので未経験でもOK!」
   「業務稼働した分、報酬につけることができます」
というような、相手が気を引いて考える余地を与えずに、すぐに業務委託契約書や守秘義務契約書契約書にサインをさせようとする業者も存在します。自分にとって都合の良い話を持ちかけられた場合、その話には表に出ない隠れた事情が潜んでいる場合もありますそのサイト、業者の実績や口コミをしっかり調べることが何よりも大切です。
 

6.報酬の支払いトラブルにも注意

在宅ワーク詐欺契約通りに仕事をしたにもかかわらず、報酬がもらえない、難癖をつけて報酬の支払いを拒否するというケースも皆無ではありません。また、期限内には完了できない大量の業務を押しつけ、締め切りに間に合わなかったからといって報酬の支払いを拒む悪質な業者もいます。報酬の支払いトラブルも発生しやすいので注意が必要です。

 

自分で自分を守る

在宅ワーク 自分で自分を守るこのように、在宅ワークの仕事におけるトラブルの発生も少なくない状況にあります。個人事業主である在宅ワーカーは、個人で在宅ワーク求人を探すると、悪質なサイトや業者に遭遇することも避けられません。仕事の紹介・斡旋する仲介会社が仕事を発注する側と個人の間に入ることで、その会社を精査することもできます。仲介会社は仕事を発注する側の審査登録をしっかり行い、その発注者から報酬代金を受けて受注する側へ支払いを行う仕組みになるので、仲介会社を利用するのも良いでしょう。
万一、詐欺などの被害にあった場合は、消費者センターなどの専門機関に問い合わせをして相談することも大切です。
また、厚生労働省は、在宅ワーカーと在宅ワーカーに仕事を依頼する方や仲介会社との間に適正なガイドラインの提示、在宅ワーカー個人も仕事を受ける前のガイドラインを呼びかけています。
参照元:自営型テレワークの適正な実施のためのガイドライン

昨今の在宅ワークを行う方が増加している動きを踏まえ、厚生労働省は、平成30年2月に適用対象などを見直して、在宅ワークに関わる関係者が守るべき事項を改めて整理する改正を行っています。
参照元:厚生労働省「在宅就業者総合支援事業」HOME WORKERS WEB 

在宅ワークは、インターネットの環境とパソコンなどの情報通信機器があれば気軽に始めることができる反面、直接相手の顔が見えないことで、トラブルが起きてしまいがちです。
個人事業主として、「自分で自分を守る」ことを意識して、自分が行おうとしている仕事や利用するサイトや会社が安全かどうかをしっかり見分けられるようにすることが大切です。