「テレワークうつ」の原因はこれ!予防法とメンタルケア

コロナ禍で在宅ワークをする人が増えたことと比例して、うつ症状など、メンタルの不調を訴える人も急増しています。

在宅ワーク、テレワークに伴うメンタル不全は「テレワークうつ」と言われていますが、メンタルクリニックの中には患者が増加し、予約が数ヶ月待ちになっている病院も少なくないのだとか。

なぜ在宅ワークでメンタル疾患が増えるのか?原因を知っておくことで、重症化を防ぎ、うつ病などメンタル疾患を予防することにもつながります。

そこで今回は、「テレワークうつ」の原因や予防法、メンタルケアについて詳しくご紹介します。

「テレワークうつ」の4大原因とは?

仕事とプライベートの切り替えが難しい
仕事とプライベートの切り替えが難しい

在宅ワークは「通勤時間がない」というメリットがある一方、多くの場合、日常生活を送っている自宅で仕事を行うため、「オンオフの切り替えがしにくい|というデメリットがあります。

通常リラックスできるはずの家の中で緊張状態が続くため、就業時間が終わっても精神的に休むことができず、不調を感じている人が増えているのです。

自宅ですべて完結することによる運動不足
在宅ワークによる運動不足

在宅ワークで通勤やランチ、トイレ休憩など、移動時間が激減したことで、運動不足を痛感している人も多いのではないでしょうか。

中には1日のトータル歩数が数百歩にも満たない日が続いている、という人も。

通勤や移動中などの軽い運動でも、精神を安定させるセロトニンや、リラックス効果を高めるエンドルフィンというホルモンが分泌され、ストレス発散や疲労回復に効果があると言われています。

一日中家の中でデスクワークをすることでそれらのホルモンが分泌されず、仕事によるストレスのダメージから回復しづらいことが、メンタルの不調につながることが多いのです。

また、仕事をして頭は疲れていても、体は運動不足のため疲労しておらず、なかなか寝付けない、夜中に何度も目が覚めるなど、睡眠障害を訴える人も少なくありません。

コミュニケーション不足
在宅ワークによるコミュニケーション不足

就業前後やランチタイムなど、ちょっとした隙間時間に行われていた雑談が在宅ワークになって激減したことで、孤独や不安を感じている人も増加しています。

また、Zoomなどのオンライン会議は、いきなり本題に入る課題解決型のコミュニケーションになりやすいため、なかなか質問や相談ができず、人知れず追い込まれて不安を感じている、というケースも多いようです。

見えない仕事へのプレッシャー

在宅ワークでは、対面ではなくテキストベースや成果物によって評価されることが多くなるため、「成果を出さなければ」と焦って頑張りすぎてしまったり、目標を高く定めすぎてやる気を喪失し、うつ状態になってしまったりする人も少なくありません。

在宅ワークに切り替えた会社で、上司の方は「部下がさぼるのでは?」と心配される方が多いのですが、実際は逆となる傾向が多いようです。

また、上司からの指示や確認も、テキストだけだと冷たい印象になりやすく、責められていると解釈して必要以上にプレッシャーを感じ、精神的な負担となっていることも多いようです。

「テレワークうつ」を予防する3つのポイント

タスクではなく時間で区切る
在宅ワークはタスクではなく時間で区切る

仕事をタスクで区切ると、「あと少し」とつい時間をオーバーしても取り掛かってしまいがち。

会社によってはオンラインで朝礼などを行なってメリハリをつける工夫をしているところもあるようですが、ない場合でも、セルフ朝礼、終礼を行うなど、仕事の時間を決め、オンとオフを切り替えることを意識しましょう。

スマホやスマートウォッチで歩数を管理する
在宅ワークでも運動を

運動が大切なことを頭ではわかっていても、目の前の仕事に追われて後回しになってしまうことが多いもの。

そこでお勧めなのが、スマホやスマートウォッチで歩数を管理することです。

ほとんどのスマホには歩数計が入っていますし、スマートウォッチも安いものなら2,000円前後で購入できます。

歩数という運動量が見える化されることで「今日はまだ○歩しか歩いていないからちょっと散歩してこよう」など、行動につながりやすくなります。

また、スマートウォッチによっては、座っている時間が長いと通知で運動を促してくれる機能があるものも。

いきなり1日1万歩など高い目標を設定しても絵に描いた餅になりがちなので、まずは5,000歩から少しずつ増やしていくなど、できることから始めてみましょう。

オンラインコミュニケーションツールを活用
SNSやオンライン会議ツールで積極的なコミュニケーションを

雑談の重要性に気づき、オンライン会議の前後に雑談の時間を設けるなど、コミュニケーション量を増やす工夫をしている企業も増えています。

しかし、そのような機会がない場合は、進捗状況をこまめに上司やメンバーに報連相するなど、自分からコミュニケーションの機会を増やすよう意識してみましょう。

もちろん相手の迷惑にならないような限度は必要ですが、不安に思っていることなども、早めに相談することで早期解決につながりやすくなり、過度なプレッシャーを感じることも防ぐことができます。

また、話題のClubhouseなどのツールを活用し、社外の人たちと雑談や交流をすることも良いリフレッシュになるかもしれません。

もちろん、メンタルの異変を感じたら専門家に相談することも大切です。

あなたの命より大切な仕事は一つもありません。

健康を害しては仕事をすることもできなくなってしまいますので、ご紹介した3つのポイントを意識しながら、できることから取り組んでいきましょう。